看護師がめまい患者へ対応すべき心得

めまいを訴えて耳鼻咽喉科へ来院する患者さんは非常に多く、脳神経外科で症状が確認できなかった患者さんも含めると、多くの原因で来院に至っています。なかでも生活に支障をきたすようなめまいを有している場合には、転倒に注意を払いながら対応する必要があります。

看護師は問診などで患者さんと話す機会があります。症状を伺いながら、どのような支援が必要かも念頭においた上で接する必要があります。転倒は医療事故としても扱われてしまうため、リスクが潜んでいる場合には歩行を無理にさせず、車椅子での移動を促すなどの配慮をしなければなりません。

いくら家族が付き添いで居たとしても、100%安心できるような委ね方は医療人としてはできないのです。だからこそ、看護師はリスク管理を踏まえた行動が求められます。

めまいを訴えている患者さんは、本人は自覚が無くてもめまい症状の影響で、歩行にふらつきが生じたり、起立時に足の力が抜けて膝から崩れるということも考えられます。 全く介助せずに自力での移動が可能かを判断するために、施設独自の質問紙で、めまいの症状を細かく伺うところも多くなっています。

めまいの症状は人によってそれぞれです。本人に自覚があるというだけではなく、特に症状に対する自覚が無かったとしても、眼振といって眼にめまいの症状が現れている場合もあるのです。

看護師はめまい発作に対する基礎的な知識と、疾患がもたらす特徴を知っておくだけでも、患者さんに負担のかからない支援ができるようになります。移動や整容についてもコンサルトできるのであれば、患者さんの不安も大きく和らぎます。

めまいが原因で死亡することは無いにしても、患者さんが抱く不安は計り知れないものがあります。今まで当たり前に行っていた動作にすら恐怖を覚えることも少なくありません。だからこそ、看護師が患者さんの症状に寄り添い、不安の少ない看護サービスの提供を行うことが求められるのです。

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